この記事では、「繋」の読み方を分かりやすく説明していきます。
「繋」の正しい読み方は「けい」や「きずな」
「繋」という漢字は、音読みでは「けい」、訓読みでは「きずな」や「つな(がる)」「つな(ぐ)」「か(かる)」「とら(える)」と読みます。
「繋」には「つなぐ」「しばりつける」「きずな」「関係」などの意味が含まれています。
「繋」の間違った読み方や間違いやすい読み方
「繋」の間違えやすい読み方は「がい」です。
「繋」を使った言葉に「おもがい」と読む「面繋」がありますが、「繋」の字そのものの読み方に「がい」は含まれていません。
また、「繋」と同じ糸部を使った漢字も要注意です。
特に、「はん」や「しげる」と読む「繁」、「きん」や「かた(い)」などと読む「緊」は形が「繋」とよく似ているため、読み方を取り違えないよう気をつけましょう。
「繋」を使った熟語
次に、「繋」を用いた熟語の一部を紹介します。
なお、熟語によっては「係」の字で書き換えられるものもあります。
「繋船」
「繋船」は「けいせん」と読む言葉で、「港などにおいて船が流されないようにつなぎ止めること」を意味します。
また、「船舶を航行させることで損失が発生すると判断される場合に、会社がその使用を一時的に停止すること」という意味も含んでいます。
「繋累」
「けいるい」と読む「繋累」は、「面倒をみる必要がある家族」を意味します。
妻や子ども、親などを指します。
「繋影捕風」
「繋影捕風」は「けいえいほふう」と読む四字熟語です。
「影をつなぎ止めて風を捕らえることは不可能である」という意味合いがあり、「取り止めがなく、当てにならないこと」を例えた言葉です。
「漢書」の「郊祀伝」が由来とされています。
まとめ
「繋」は「けい」や「きずな」「つな(がる)」「つな(ぐ)」「か(かる)」「とら(える)」と読むのが正しい言葉です。
「繁」や「緊」など同じ部首を使った漢字と読み間違えないよう注意が必要です。
ぜひ参考にして漢字の正しい読み方を覚えていきましょう。