この記事では、「罹患」の読み方を分かりやすく説明していきます。
「罹患」の正しい読み方は「らかん」と「りかん」どちら
最初に「罹患」の熟語で使われている漢字の読みを個別に説明します。
「罹」の漢字は音読みが「リ」で、訓読みが「かか(る)」です。
また「患」の漢字は音読みが「カン 」で訓読みが「わずら(う)」です。
従って、二つの漢字の音読みを繋ぐと、「りかん」と読むことが出来、「罹」の漢字に「ラ」との読みがないため、こちらの読みが間違えている様に思われますが、さて結論はこの検証通りでしょうか。
正しい読み方の結論
先に言葉毎の漢字の読みから推察した通り、結論としては「罹患」の正しい読み方は「りかん」です。
「らかん」の読みは間違いと言えます。
音読みは「ラ」の漢字に、「罹」の漢字に非常によく似た「羅」という漢字があります。
「羅生門(らしょうもん)」や「羅漢(らかん)」等で見たことのある漢字でしょう。
「罹患」を間違えて「らかん」読むことが少なくないのは、「罹」の漢字と「羅」の漢字を混同しやすいためだと思われます。
「罹患」の意味
「罹患」とは、「病気にかかること」を意味する言葉です。
この意味は、「罹患」の訓読みが、「かかる、わすらう」であることから推察できると思います。
「罹患」の言葉の使い方や使われ方
・『新型コロナの罹患者数は、この3年、毎日報道されて続けています』
・『かつて癌は罹患すれば死亡する確率が高い病気でしたが、近年では早期発見すれば治癒する病気だと言えます』
まとめ
「罹患」の正しい読み方は「りかん」であり、「らかん」と読むのは間違いです。
また、この「罹患」とは、「病気にかかること」を意味する言葉です。