この記事では、「肝胆膵」の読み方を分かりやすく説明していきます。
「肝胆膵」の読み方は「かんたんすい」
「肝胆膵」は「かんたんすい」と読みます。
これは、それぞれの漢字を音読みで「肝(カン)」「胆(タン)」「膵(スイ)」と読む組み合わせになります。
「肝胆膵」の間違った読み方や間違いやすい読み方
「肝胆膵」は医療分野の専門用語であるため、日常的にあまり目にすることはない言葉です。
初見でも、そのまま音読みで「カンタンスイ」と読めば間違えることはありません。
ただ「肝」は訓読みの「きも」がよく知られるため「きもたんすい」と間違えてしまう人もいるでしょう。
「肝胆膵」について説明
「肝胆膵」は、肝臓の「肝」、胆道の「胆」、膵臓の「膵」を組み合わせた、臓器の呼称です。
これらは消化器官に含まれますが、胃や腸のように食べ物が直接通過する器官ではないことから、独立した消化器官としてこのような総称で呼ばれることがあります。
肝臓はみぞおちの右側に位置する大きな臓器で、体に必要な栄養素の貯蔵、有害な物質の解毒、代謝などの重要な役割を担っています。
胆道は、肝臓から分泌された胆汁が十二指腸に送られるまでの器官の総称です。
膵臓は胃の裏側に位置する臓器で、消化液、血糖値をコントロールするホルモンなどの分泌をします。
「肝胆膵」は消化器官の中でも比較的奥にあるため、検査で異常を発見することや病気の治療が難しい器官ともいわれます。
そのため、消化器科とは別に「肝胆膵科」という専門科が独立している医療機関もあります。
まとめ
「肝胆膵」は「かんたんすい」と読みます。
普段はあまり使わない言葉ですが「きもたんすい」と読み間違えないよう、正しい読み方を覚えておきましょう。