この記事では、「至近」の読み方を分かりやすく説明していきます。
「至近」の正しい読み方は「しきん」と「いたちか」どちら
至近の漢字を見て何となく、いたちかと読んでしまう人も中にはいるものです。
確かに最初の至の漢字は、至るという言葉を見れば分かる様に、いたという読みがあるし、後ろの近の漢字も、近いという言葉を見れば、ちかという読みがある事に気付く事が出来ます。
お陰でそれら2つの漢字の読みを合わせる事で、至近の漢字を、いたちかと読んでしまう事自体は理解出来なくもありません。
所が実際は、至近を、いたちかと読むのは間違いで、しきんと読むのが正しい読み方となっています。
正しい読み方の結論
至近は、しきんと読むべき言葉です。
そもそも至の漢字は、いた以外にも、しという読みを持っている上に、近の漢字も、ちかの他にも、近所という言葉を見れば理解出来る様に、きんという読みを普通に持っています。
だからこそ至の漢字の、し読みと、近の漢字の、きん読みをそれぞれ選択する事で、至近の漢字を、しきんと読む事が可能です。
「至近」の意味
至近は、ギリギリの所まで行くやいたるといった意味の至の漢字に、ちかづくやちかいといった意味を所有している近の漢字を付け加える事によって完成した言葉となっています。
以上の事から至近は、とても近い事を示すのです。
「至近」の言葉の使い方や使われ方
・『どうやら犯人は至近距離から発砲した様です』
・『このレストランはビジネス街の至近にあるので、昼も夜も繁盛しています』
・『こんな至近まで近寄って貰って、ようやくあなただと気付きました』
まとめ
至の漢字には、いたという読みがあるし、近の漢字には、ちかという読みがあります。
ですがその2つの漢字の読みを繋げて、至近の漢字を、いたちかと読むのは誤りです。
至近は、いたちかではなく、しきんと読むのが正解な言葉となっています。
更にそんな至近は、非常に近いという意味を表す際に、使われる言葉です。