この記事では「舎人」の読み方を分かりやすく説明していきます。
「舎人」の正しい読み方は「とねり」
「舎人」は「とねり」とも「しゃじん」とも読めますが「とねり」という読み方が一般的です。
また、東京都足立区にある地名の「舎人」は「とねり」と読むのが正しいです。
「舎人」の間違った読み方や間違いやすい読み方
「舎人(とねり)」という言葉は昔作られた言葉で、「舎」と「人」を組み合わせて「とねり」と読むのは難しいです。
そのため「とねり」という言葉を知らなければ音読みで「しゃじん」「しゃにん」と読んでしまうことがあるでしょう。
「しゃじん」と読んで問題ない場合もありますが、地名の「舎人」は「とねり」と読まなければ間違いになります。
「舎人」について説明
「舎人(とねり)」は主に二つの意味があります。
一つは、律令時代に天皇や皇族に仕えていた下級官人の役職名です。
主に、お仕えしている主人の身の回りの世話、護衛、宿直などの仕事を行っていました。
もう一つは東京都足立区の北端にある地名です。
1丁目から6丁目までがあり、舎人小学校、舎人公園など施設名には地名の「舎人」が使われています。
「舎人」の言葉の由来
律令制度に基づく役職の「舎人」は、由来について諸説があります。
たとえば、天皇や皇族に仕えるので「殿入り(とのいり)」と呼ばれ、それが転じて「とねり」になったといわれます。
「舎人」の制度はすたれましたが、現在でも宮内庁侍従職の中には「内舎人(うどねり)」という役職が存在しています。
また、足立区にある地名「舎人」の由来については聖徳太子が命名した、人名(舎人親王、舎人氏)が関係している、地形を意味する「とね」「いり」が転じた、という説がありますが、どれが正しいのか定かではありません。
まとめ
「舎人」の正しい読み方は「とねり」です。
「しゃじん」とも読めますが、地名は「とねり」が正しいです。
「しゃにん」と読まないように注意しましょう。