この記事では、「若干」の読み方を分かりやすく説明していきます。
「若干」の正しい読み方は「じゃっかん」と「じゃくせん」どちら
「若干」には4つの読み方があります。
1つ目は「じゃっかん」で、音読みになります。
音読みとは、漢字が伝わってきた中国の発音を元にした読み方です。
「若」の音読みは「じゃく・にゃく・にゃ」で、「じゃっ」と読むのは「促音化(そくおんか)」になります。
促音化とは、2つの語が組み合わさって1つの語になる時に、発音しやすくするため、前の語の語尾場「っ」に変化する文法です。
2つ目は「そこばく」で、熟字訓という読み方です。
熟字訓とは、2文字以上の漢字(熟字)に、本来の意味をあてはめて普段使わない読み方をする文法です。
3つ目は「そくばく」で、「そこばく」からの変化した言葉です。
4つ目は「そこば」で、こちらも「そこばく」から変化した言葉です。
「じゃくせん」という読み方はありません。
正しい読み方の結論
「若干」は「じゃっかん」「そこばく」「そくばく」「そこば」の4つの読み方があります。
「じゃくせん」とは読みません。
「若干」の意味
「若干」の読み方による意味の違いは以下の通りです。
「じゃっかん」と読む場合、はっきりしないが、それほど多くはない数量を表す」「少しばかり」という意味です。
語源は、「干」を「十」と「一」に分けて、「一の若く(ごとく)、十の若し」、つまり「一のようでもあり、十のようでもある」と言ったことにあります。
「そこばく」「そくばく」「そこば」と読む場合、「幾許」とも書き、「いくらか」「数量の多い様子」「程度の甚だしい様子」という意味です。
「そこら」に、不定の数量や程度を表す「ばく」が付いた言葉とされています。
「若干」の言葉の使い方や使われ方
「若干」の言葉の使い方や使われ方は以下の通りです。
・『スタッフを若干名募集している』
・『若干明かる目の色にした方が映える』
・『このアプリには若干問題がある』
まとめ
今回は「若干」の読み方について紹介しました。
「若干」の正しい読み方は「じゃっかん」「そこばく」「そくばく」「そこば」の4つで、「じゃくせん」とは読みません。
正しく使える様に覚えておきましょう。