汽車は「蒸気」の力で動く乗り物です。
お湯を沸かすときにも見えるありふれた存在ですが、本来はどのようなものを指す言葉で何と読むのが正しいのでしょうか。
今回は、「蒸気」の正しい読み方と意味について解説します。
「蒸気」の正しい読み方は「じょうき」と「じょうけ」どちら
「蒸気」という言葉の読み方として思いつくのは「じょうき」と「じょうけ」の2つです。
「じょうき」と「じょうけ」のどちらが正しい読み方なのでしょうか。
正しい読み方の結論
「蒸気」の正しい読み方は「じょうき」です。
「蒸」は「蒸発」【じょうはつ】「燻蒸」【くんじょう】など「じょう」と読みます。
「気」は「気体」【きたい】「空気」【くうき】など「き」と読むほか、「嫌気」【いやけ】「眠気」【ねむけ】など「け」とも読みます。
漢字の読み方を組み合わせると「じょうき」と「じょうけ」になりますが「蒸気」の正しい読み方は「じょうき」です。
「蒸気」の意味
「蒸気」とは、「物体が液体や固体から気体になった状態のもの」を指す言葉です。
物体が液体から気体になることを「蒸発」といい、固体から液体を経ずに気体になることを「昇華」といいます。
他の状態から気体に変化した物体を表す言葉が「蒸気」です。
気体に変化した瞬間の目に見える状態を指すことが多く、空気のようにすっかり気体に変化して安定している状態を「蒸気」とはいいません。
一般的には水が沸騰して気体に変わった瞬間に上がる「水蒸気」を指す意味で使われています。
「蒸気」の言葉の使い方や使われ方
・『温泉から蒸気が立ち上っている』
・『蒸気の力でタービンを回す』
・『汽車は蒸気が動力源だ』
まとめ
「蒸気」の読み方は「じょうき」で「じょうけ」と読むのは間違いです。
水以外の物体にも使うので正しい意味と読み方を理解しておきましょう。