この記事では、「蔑ろ」の読み方を分かりやすく説明していきます。
「蔑ろ」の正しい読み方
「蔑ろ」の正しい読み方は「ないがしろ」です。
「ないがし・ろ」は訓読みになります。
訓読みとは、漢字に日本語の意味をあてはめた読み方です。
「蔑ろ」の間違った読み方や間違いやすい読み方
「蔑ろ」は「べつろ」「うつろ」「しげろ」などと間違って読まれることがあります。
「蔑ろ」について説明
「蔑ろ」とは、「主に人を見下したり、冷たくあしらうこと」という意味です。
自分より相手の方が劣ったものとみなして、きちんとした仕事を与えなかったり、無視することなどヲ言います。
「蔑ろ」は名詞として「蔑ろにする・した」「蔑ろにされる」などと使われます。
似た意味の言葉に「軽蔑(けいべつ)」があり、こちらは「相手を卑しいもの、劣ったものとしてばかにすること」という意味です。
「蔑ろにする」は「無視する」「軽んじる」という意味、「軽蔑」の方が直接相手に対してバカにする行為を含む言葉です。
「蔑ろ」の言葉の由来
「蔑ろ」の語源は「無きが代(なきがしろ)」という言葉の音変化で、「代わりとなるものがない」、つまり「代わりとする必要すらないに等しい」という意味で、ここから「人をまるでいないかの様に扱うこと」「無視したり軽んじたりすること」になりました。
「蔑」という漢字は「草木に宿る精霊」と「矛先を向ける人」の象形を表し、ここから「精霊の力で退ける」、転じて「あなどる」という意味で使われる様になりました。
まとめ
今回は「蔑ろ」の読み方について紹介しました。
間違った読み方の例や、言葉の意味などを理解して、正しく読める様に覚えておきましょう。