この記事では「蜜柑」の読み方を分かりやすく説明していきます。
「蜜柑」の正しい読み方は「みかん」
「蜜柑」は、果物の「みかん」を漢字で表記したものです。
「蜜柑」の間違った読み方や間違いやすい読み方
「蜜柑」の「蜜」自体は「みつ」と読み、「み」と読むことはないので、「みかん」と読めることを知らない場合はそのまま読んで「みつかん」と間違えてしまいがちです。
「蜜柑」について説明
「蜜柑」とは、柑橘(かんきつ)類の果物の一種で、ミカン科ミカン属の木になる果実を総称する時に使う言葉です。
柑橘類にはさまざまな種類がありますが、一般には日本で栽培されている「温州(うんしゅう)みかん」が「蜜柑」と呼ばれています。
「蜜柑」は小型で甘味と酸味のバランスが良く、皮が向きやすいのが特徴です。
露地ものの旬は冬で、冬にこたつに入って食べるイメージが持たれている果物ですが、ハウス栽培によって夏から秋にかけても出回るようになっています。
栄養面ではビタミン類が豊富なことで知られ、特にほかの果物に比べクリプトキサンチンという成分が豊富に含まれることでも注目を浴びるようになっています。
「蜜柑」の言葉の由来
「蜜柑」は、甘いことを意味する「蜜」(みつ)と柑橘類を意味する「柑」(かん)を組み合わせて生まれた言葉で、初めはそのまま読んで「みつかん」と呼ばれていました。
それまでにあった柑橘類は酸っぱい物が多いことに対し、甘味があったことから「蜜」をつけて「蜜柑」と呼ぶようになり、さらに「みつかん」が転じて「みかん」に変わったとされています。
まとめ
「蜜柑」は果物の「みかん」を漢字表記したものです。
「みつかん」と読むと間違いになります。
普段は「みかん」「ミカン」と表記されることが多いので、漢字の読み方は意外に知られていないかもしれません。
ただし、文学作品などには「蜜柑」という表記が出てくるので、ぜひ覚えておいておきたいです。