「均衡」や「平衡」などで使われている「衡」という漢字ですが、どのように読むのでしょうか?
この記事では、「衡」の読み方を分かりやすく説明していきます。
「衡」の正しい読み方は「こう」と「はかり」、「はか(る)」、「くびき」
「衡」は音読みでは「こう」、訓読みでは「はかり」、「はか(る)」、「くびき」と読む漢字です。
「衡」には「はかり」や「めかた」、「つりあい」、「たいら」、「はかる」、「物の重量をはかる」、「よこ」という意味が含まれています。
「衡」の間違った読み方や間違いやすい読み方
「衡」という漢字は字体が「衝」と似ているため、「衡」の音読みである「しょう」と読み間違えてしまうケースが多いと言えるでしょう。
「衡」を使った熟語
ここでは「衡」を使った熟語を紹介していきます。
「均衡(きんこう)」
「均衡」は「2つ、またはそれ以上の物事の間で力や重さなどの釣り合いの調整がとれていること」、「バランス」を意味する言葉です。
「需要と供給の均衡が保たれている」や「人口の均衡が崩れ始めている」のように使われています。
「平衡(へいこう)」
「平衡」は「物の釣り合いがとれていること」や「釣り合いがとれて物事が安定している状態にあること」、「物体や物質に変化を生じさせる原因がありながら、それらの効果が相殺し、一定を保っている状態のこと」という意味を表します。
「平衡感覚が麻痺している」や「精神の平衡を保つためにヒーリングミュージックを聞いている」のように使われています。
まとめ
「衡」は音読みでは「こう」、訓読みでは「はかり」、「はか(る)」、「くびき」と読む漢字ということでした。