「躯体」は何と読むのでしょうか。
この記事では、「躯体」の読み方を分かりやすく説明していきます。
「躯体」の正しい読み方は「くたい」
「躯体」の正しい読み方は「くたい」です。
「躯」には「長躯」【ちょうく】「病躯」【びょうく】など「く」という読み方があります。
「体」は「体操」【たいそう】「全体」【ぜんたい】など「たい」と読みます。
漢字の読み方を組み合わせてできる「くたい」が「躯体」の正しい読み方です。
「躯体」の間違った読み方や間違いやすい読み方
「躯体」のよくある間違った読み方として挙がるのが「むくろたい」「くてい」です。
「躯」には生命を失った死体を意味する「むくろ」という読み方があり「体」は「体裁」【ていさい】「面体」【めんてい】など「てい」とも読みます。
「躯体」の正しい読み方は「くたい」のみなので、他の読み方を当てると読み間違いになります。
「躯体」について説明
「躯体」とは、「建物の構造体」を指す言葉です。
建物の中でも基本構造として全体を支える骨組み部分を表します。
柱や梁、基礎や筋交いなど建物の重量を支えて構成する中心部分を指す言葉で内装や外装の仕上げとして取り付ける扉や窓、化粧板などを除く建物そのものを意味する言葉です。
本来は建物に使いますが自動車のシャーシやフレームなど乗り物の骨組みに当たる部分も「躯体」と呼ばれます。
「躯体」の言葉の由来
「躯」と「体」はどちらも「からだ」を意味します。
建物にとってのからだ、つまり表面の仕上げではない本体を指すことに由来して「躯体」といいます。
まとめ
「躯体」は建築関係で広く使われている言葉です。
中古物件探しやリフォームなどでよく使われるので覚えておきましょう。