この記事では、「軽傷」の読み方を分かりやすく説明していきます。
「軽傷」の正しい読み方は「けいしょう」と「かるきず」どちら
「軽傷」の正しい読み方を考えるために、最初に、この熟語に使われている二つの漢字の個別の読みを確認します。
「軽」の漢字の音読みは「ケイ」で、訓読みは「かる(い)」です。
また、「傷」の漢字の音読みは「ショウ」で、訓読みは「きず・いた(む)」です。
ここから、二つの漢字を音読み+音読みで繋げれば、「けいしょう」と読めることが分かります。
また、訓読み+訓読みで繋げれば、「かるきず」と読める可能性があることも分かります。
しかし、ここからはいずれの読み方が正しいかを判断することは出来ません。
さて、「軽傷」の正しい読み方は「けいしょう」と「かるきず」の、どちらなのでしょうか。
正しい読み方の結論
結論としては、「軽傷」の正しい読み方は「けいしょう」で、「かるきず」と読むのは間違いです。
この熟語では訓読みを重ねた読み方ではなく、最も一般的な音読みを重ねた読み方の方が正しいことになります。
「軽」の漢字を訓読みの「かる」と読ませる熟語には「軽石」や「身軽」等があり、また「傷」の漢字を訓読みの「きず」と読ませる熟語には「傷口」や「古傷」等があります。
しかし、この二つの漢字を訓読みで重ねた読み方は間違いなのです。
日本語は、本当に難しいと言えます。
「軽傷」の意味
「軽傷」とは「軽いけがのこと」を意味する言葉です。
この熟語の反対語は、言うまでもなく「重症(じゅうしょう)」です。
「軽傷」の言葉の使い方や使われ方
・『多重事故に巻き込まれましたが、幸いなことに軽傷で済みました』
・『外見上は軽症でも、頭を打った場合には脳に異常がないか検査してもらうべきです』
まとめ
「軽傷」の正しい読み方は「けいしょう」で、「かるきず」と読むのは間違いです。
また、この「軽傷」とは「軽いけがのこと」を意味する言葉です。