この記事では、「郷里」の読み方を分かりやすく説明していきます。
「郷里」の正しい読み方は「ふるさと」と「きょうり」どちら
「郷里」の正しい読み方を考えるために、最初に、この熟語を構成する漢字の個別の読みを確認します。
「郷」の漢字の音読みは「キョウ・ゴウ」で、訓読みは「さと」です。
また「里」の漢字の音読みは「リ」で、訓読みは「さと」です。
ここから、二つの漢字を音読み+音読みで繋げば、「きょうり」と読めることが分かります。
しかし、いずれの漢字も訓読みは「さと」ですが、「ふるさと」とは、読めそうに思えません。
さて、「郷里」の正しい読み方は「ふるさと」と「きょうり」の、どちらなのでしょうか。
正しい読み方の結論
「郷里」の正しい読み方は、「きょうり」で、「ふるさと」と読むのは間違いです。
「郷里」の言葉の意味が、次に説明するように「ふるさと」の意味と同様であり、またこの熟語に、「里」の漢字が含まれていることから、「ふるさと」と間違えて読まれることがあるのだろうと思われます。
ちなみに「ふるさと」の漢字表記は「故郷」です。
勘違いしないように、注意が必要と言えます。
「郷里」の意味
「郷里」とは、「生まれ育った土地のこと」を意味する言葉です。
「郷里」の言葉の使い方や使われ方
・『郷里には、母が一人で暮らしています』
・『郷里を出て、都会で暮らすようになって、早くも30年が経ちました』
・『山深い所にあった郷里は、10年ほど前に誰も住まいない廃村となっています』
まとめ
「郷里」の正しい読み方は、「きょうり」で、「ふるさと」と読むのは間違いです。
また、この「郷里」とは、「生まれ育った土地のこと」を意味する言葉です。