「難局」は政治関連のニュースで使われている言葉です。
この言葉は何を表していてどう読めばいいのでしょうか。
今回は、「難局」の正しい読み方と意味について解説します。
「難局」の正しい読み方は「なんきょく」と「むずかきょく」どちら
「難局」という言葉の読み方を漢字の読みから推察すると「なんきょく」と「むずかきょく」の2つが浮かびます。
「なんきょく」と「むずかきょく」のどちらが正しい読み方なのでしょうか。
正しい読み方の結論
「難局」の正しい読み方は「なんきょく」です。
「難」には「難産」【なんざん】「災難」【さいなん】など「なん」という読み方と、「気難しい」【きむずかしい】「小難しい」【こむずかしい】など「むずか」という読み方があります。
「局」は「局舎」【きょくしゃ】「支局」【しきょく】など「きょく」と読みます。
漢字の読み方を組み合わせてできる「なんきょく」と「むずかきょく」のうち「難局」の正しい読み方は「なんきょく」です。
「難局」の意味
「難局」とは、「乗り切るのが難しい重要な場面」を指す言葉です。
「難局」の「局」は囲碁や将棋の勝負のことで、元々は将棋盤や碁盤などを指す言葉でしたがそこから転じて盤面で行われる勝負の意味で使われるようになります。
囲碁や将棋の勝負において有利な状況に持ち込むのが難しく指し手を悩ませるような状況が「難局」の本来の意味合いです。
どんな一手を選択すればいいのか頭を悩ませる困難な様子から転じて「難しい舵取りを迫られる場面」という意味で使われています。
「難局」の言葉の使い方や使われ方
・『増税の審議は難局が予想される』
・『難局を乗り切るため知恵を絞る』
・『難局に立たされる』
まとめ
「難局」は「なんきょく」と読むのが正しく「むずかきょく」という読み方はありません。
特に政治的に難しい場面を表す意味で用いられることが多い表現で、ニュースでも頻繁に使用されます。
正しい意味と読み方を理解して使ってください。