この記事では、「顛末書」の読み方を分かりやすく説明していきます。
「顛末書」の正しい読み方
「顛末書」の正しい読み方は「てんまつしょ」です。
「てん・まつ・しょ」全て音読みになります。
音読みとは、漢字が伝わってきた中国の発音を元にした読み方です。
「顛末書」の間違った読み方や間違いやすい読み方
「顛末書」は「がんまつしょ」「しんまつしょ」などと間違って読まれることがあります。
「顛末書」について説明
「顛末書」とは、「事件や事故、トラブルなどが発生した場合に、何故その様な事柄が発生したのか、状況や経緯、結果などについて上司に報告する文書のこと」という意味です。
仕事でトラブルやミスが発生した時に、一連の経緯と結果について客観的に記録して、上司に報告する文書を表します。
「顛末書」はビジネス用語として「顛末書を作成する・した」などと使われます。
似た意味の言葉に「始末書(しまつしょ)」がありますが、こちらは「ミスやトラブルの経緯を報告するだけではなく、自分の反省や謝罪なども記載した文書」になります。
「顛末書」の言葉の由来
「顛末書」は漢字の意味から成り立つ熟語です。
「顛」は「てっぺん」「物の先端」という意味、「末」は「すえ」とも読み「物の端の方」「ものごとの終わりの方」という意味、「書」は「か(く)」とも読み「文字をかきしるす」「事柄をかきつけたもの」という意味、「顛末書」で「ものごとの始まりから終わりまで記した文書」になります。
まとめ
今回は「顛末書」の読み方について紹介しました。
間違った読み方の例や、言葉の意味などを理解して、正しく読める様に覚えておきましょう。
