この記事では、「風車」の読み方を分かりやすく説明していきます。
「風車」の正しい読み方は「かざぐるま」と「ふうしゃ」どちら
まず、「風車」の熟語を構成している漢字について、その読みを説明します。
「風」は、音読みが「フウ・フ」で訓読みが「かぜ・かざ」です。
また「車」は、音読みが「シャ」で訓読みが「くるま」です。
従って「風車」の読みは、二つの漢字の音読みを重ねれば「ふうしゃ」で、訓読みを重ねると「かざくるま」となり、これが発音しやすくするための変化である半濁化すると「かざぐるま」となります。
この「風車」は親しみのある言葉なので、結論が分かっている方も少なくないでしょう。
正しい読み方の結論
結論としては、「風車」の読みとしては、「かざぐるま」も「ふうしゃ」も、いずれの読みも正しいと言えます。
ただし、一般的に両方の読み方で、意味も少し違って使われています。
これについては、次に説明します。
「風車」の意味
「風車」はいずれの読みの場合も、「風を受けて回転する羽根車」との意味では共通です。
ただし、「ふうしゃ」と読む場合は、「風を大きな羽根車に受けて回転させ、動力を得る装置」を指す言葉として使われます。
例えば、風力発電用の「風車」やオランダで昔から使われている木製の「風車」が、これに当たります。
一方で「かざぐるま」と読む場合は、「紙等で作った風で回転するのを楽しむ玩具」を指して使われます。
「風車」の言葉の使い方や使われ方
・『風力発電としては、沿岸部に悪影響を及ぼさないために、海上に風車(ふうしゃ)を設ける海上風力発電が有力視されています』
・『日本人なら誰しも、幼い頃に風車(かざぐるま)を作ってもらい、楽しんだ記憶があるはずです』
まとめ
「風車」の読みとしては、「かざぐるま」も「ふうしゃ」も、いずれの読みも正しいと言えます。
「ふうしゃ」と読む場合は、「風を大きな羽根車に受けて回転させ、動力を得る装置」を指して使われ、「かざぐるま」と読む場合は、「紙等で作った風で回転するのを楽しむ玩具」を指して使われるのが、一般的です。