この記事では、「麦酒」の読み方を分かりやすく説明していきます。
「麦酒」の正しい読み方は「ビール」と「むぎしゅ」どちら
「麦酒」には2つの読み方があります。
1つ目は「ビール」で、熟字訓という読み方です。
熟字訓とは、2文字以上の漢字(熟字)に、本来の意味をあてはめて普段使わない読み方をする文法です。
2つ目は「ばくしゅ」で、音読みになります。
音読みとは、漢字が伝わってきた中国の発音を元にした読み方です。
「麦」の音読みは「ばく」、訓読みは「むぎ」ですが、「むぎしゅ」は固有名詞など限定的に使われる読み方であり、辞書には載っていません。
正しい読み方の結論
「麦酒」の正しい読み方は「ビール」「ばくしゅ」の2つになり、意味は同じです。
「むぎしゅ」は限定的な読み方になります。
「麦酒」の意味
「麦酒」とは「オオムギの麦芽を粉にして水を加えて加熱したものに、ホップを加えてアルコール発酵させた醸造酒」のことです。
炭酸ガスにより泡立つことと、ホップにより苦みがあることが特徴のアルコール飲料です。
「ビール」は英語の「beer」が日本語化した言葉で、「ビア」とも言います。
江戸時代に、オランダ人がビールを飲んでいるのを見て日本人が作り方などを書き記した時に「麦酒」という言葉が使われ、ここから「ビール」に「麦酒」という漢字があてはめられたのです。
「ばくしゅ」と読む場合「麦を原料に醸造した酒」を表しますが、まず「ビール」のことになります。
「麦酒」の言葉の使い方や使われ方
「麦酒」の言葉の使い方や使われ方は以下の通りです。
・『仕事の後に冷えた麦酒(ビール)が飲みたい』
・『麦酒(ビール)には枝豆が一番だ』
・『様々な種類の麦酒(むぎしゅ)があるお店だ』
まとめ
今回は「麦酒」の読み方について紹介しました。
「麦酒」の正しい読み方は「ビール」「むぎしゅ」の2つで、言意味は同じです。
正しく読める様に覚えておきましょう。