うかんむりに石で「宕」の読み方とは?使い方など簡単に解釈

うかんむりに石で「宕」の読み方とは? 読み方

この記事では、「宕」の読み方を分かりやすく説明していきます。

うかんむりに石で「宕」の読み方

「宕」という漢字は訓読みでは「ほらあな」「ほしいまま」と読み、音読みでは「トウ」と読みます。

「宕」の意味や解説

「宕」には「ほらあな」「いわや」「気まま」「ほしいまま」「好き勝手に振る舞う」「度が過ぎる」などの意味が含まれています。

「宕」は屋根の象形である「うかんむり」に崖の下に落ちている石の象形である「石」を組み合わせ、「石や岩の穴の住居」、さらに、同じ読みを持つ「蕩(とう)」と同様の意味の「自分勝手」という意味も表す会意兼形声文字として成り立った漢字です。

「宕」の熟語での使い方や使われ方

・『愛宕』【あたご】
「愛宕山の略称」を意味する言葉です。

・『愛宕苔』【あたごごけ】
「クラマゴケの別称」を意味する言葉です。

・『愛宕参り』【あたごまいり】
「愛宕神社に参詣すること」を意味する言葉です。

・『豪宕』【ごうとう】
「気持ちが大きく、細かなことにこだわらない、思うままに振る舞うことやその様」を意味する言葉です。

・『跌宕』【てっとう】
「伸び伸びとして大きいことやその様」「細かいことにこだわらないこと」を意味する言葉であり、「跌蕩」とも表記されます。

・『愛宕百韻』【あたごひゃくいん】
1582年(天正10年)、本能寺の変を起こす直前に京都愛宕山威徳院にて明智光秀が興行したとされる連歌のことであり、「時は今 あめが下知る五月かな」の句が有名です。

「宕」の地名での使われ方

・『愛宕』【あたご】
日本各地に所在する地名です。

まとめ

「宕」は訓読みでは「ほらあな」「ほしいまま」と読み、音読みでは「トウ」と読む漢字でした。

そして、「宕」には「ほらあな」「いわや」「気まま」「ほしいまま」「好き勝手に振る舞う」などの意味が含まれています。

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