うかんむりに辛と書く漢字には「宰」があります。
この記事では、「宰」の読み方を分かりやすく説明していきます。
うかんむりに辛で「宰」の読み方
「宰」は音読みで「さい」と読み、訓読みは「宰る」で「つかさどる」と読みます。
「つかさどる」は「司る」や「主る」と書くことが可能です。
「宰」の意味や解説
「宰」は仕事を取り仕切ったり担当することを表す時に使う言葉です。
この仕事は色々なものがありますが、特に国や政府に関わる人物を表す時に使う言葉には「宰相」があります。
「宰相」は主に君主制の国や制度において使われていた役職であり、君主の命を受けて国政を補佐するのが特徴です。
「宰相」と似ている言葉には「首相」がありますが、こちらは近代国家における内閣の主席を表す役職であり、日本ではこの「首相」がリーダーとなり様々な政策や決断をする仕組みになっています。
「宰」はこれ以外にも人名漢字としても使われる言葉であり、有名なものには作家の「太宰治」がいます。
「宰」の熟語での使い方や使われ方
・『宰相』【さいしょう】
「君主の命令によって国政を補佐する役職」です。
「宰相」は君主政の国家において宮廷で働く役職であり、現代では比喩表現としても使うことが可能です。
日本の政治は首相をリーターとする仕組みになっていますが、特別な業績をした総理に対して「宰相」を使うことがあります。
・『主宰』【しゅさい】
「人や集団の上に立って行動する人」を表す言葉であり、集団のリーダーやトップになり中心として働く人を表します。
・『太宰治』【だざいおさむ】
「明治時代の作家」であり、代表作には「走れメロス」や「人間失格」があります。
まとめ
「宰」は仕事を取り仕切ったり担当することを表す時に使う言葉です。
「宰」はこれ以外にも人名漢字としても使われる言葉であり、代表的な人物には「太宰治」があります。
