この記事では、「萱」の読み方を分かりやすく説明していきます。
くさかんむりに宣で「萱」の読み方
「萱」は音読みでは、「カン」、「ケン」と読みます。
また、訓読みで「かや」、「わすれぐさ」と読みます。
「萱」の意味や解説
「萱」とは、屋根を葺くのに用いるスゲやススキなどの植物の総称を意味しています。
また、「萱」は植物の「ワスレグサ(忘れ草)」を表しています。
「ワスレグサ」はススキノキ科ワスレグサ属に分類されている多年草です。
田んぼの畦道や野原など、やや湿った場所に自生しています。
草丈は50㎝〜100㎝くらいあります。
7月〜8月の夏の時期に、ユリに似たオレンジ色の花を咲かせます。
「ワスレグサ」の若芽や花蕾は食用に、根は薬用に利用されています。
「ワスレグサ」の別名には、「カンゾウ(萱草)」、「ヤブカンゾウ(藪萱草)」、「ワスルルクサ(忘るる草)」などが挙げられます。
さらに、英語では「Tiger Daylily」、「Orange Daylily」などの表記があります。
そして、「ワスレグサ」は夏の季語にもなっています。
「萱」の熟語での使い方や使われ方
・『萱鼠』【かやねずみ】
ネズミ目ネズミ科カヤネズミ属に属しているネズミ類の動物の一種を表しています。
・『雀萱』【すずめがや】
イネ科の一年草の植物のことを指しています。
・『椿萱並茂』【ちんけんへいも】
両親が共に健在であることを表したたとえです。
「椿」は父親、「萱」を母親にたとえています。
まとめ
言葉の読み方や意味を知ることで、より適切に使えるようになるでしょう。