この記事では、「蓴」の読み方を分かりやすく説明していきます。
「蓴」の読み方
くさかんむりに専で「蓴」は「ぬなわ」と読みます。
「蓴」の意味や解説
「蓴」は「ぬなわ」を意味します。
「ぬなわ」は聞きなれない言葉かもしれません。
「ぬなわ」は「ジュンサイ」の別名となります。
「蓴菜(じゅんさい)」と表記する場合の一部が「蓴」で、かつては「蓴」一文字で、「ジュンサイ」を意味したとされています。
「ジュンサイ」は、「日本をはじめ東南アジアやオーストラリア、北アメリカやアフリカに広く分布するスイレン科の植物で、水生の多年草のこと。
池や沼の水面に浮かび、若芽や新葉は寒天のような粘液をたくさん分泌するもの」と定義されます。
5月ころの新芽や若葉は、食用となります。
「ジュンサイ」は食感を楽しむ食べ物として珍重されていて、スープに入れて食べたり、酢醤油などをかけてのど越しを楽しみながら食べられています。
最近では、「ジュンサイ」に「純菜」や「順才」という漢字を当てることもあります。
「蓴」の熟語での使い方や使われ方
・『蓴菜』【じゅんさい】
「ジュンサイのこと」を意味します。
・『蓴菜鍋』【じゅんさいなべ】
「秋田で食べられている鍋料理の一つで、比内地鶏スープに蓴菜を入れるもの」という意味があります。
「ジュンサイ」の生産量日本一の秋田県三種町で作られています。
秋田の名物鍋料理の一つ、きりたんぽ鍋に、ジュンサイを加えることもあることもあるようです。
まとめ
「蓴」について見てきました。
「蓴」は「ぬなわ」と読み、「ジュンサイ」のことで、今は「蓴菜」と漢字表記するようになりました。
見慣れない難読漢字と言える漢字ですが、口にすることが少なくない「ジュンサイ」を意味するのだと覚えておくといいのではないでしょうか。