この記事では、「莪」の読み方を分かりやすく説明していきます。
くさかんむりに我で「莪」の読み方
「莪」は音読みでは、「ガ」と読みます。
訓読みはありません。
「莪」の漢字の意味や解説
「莪」とは、植物の「ツノヨモギ」や「キツネアザミ」のことを意味しています。
「ツノヨモギ」とは、キク科の多年草のことで、「ヨモギ」の一種になります。
「ヨモギ」とは、キク科ヨモギ属に分類されている多年草のことを言います。
「ヨモギ」は、道端や野山、原野などに自生しています。
「ヨモギ」は「モチグサ(餅草)」とも呼ばれ、「よもぎ餅(草餅)」に利用されています。
一方、「キツネアザミ」とは、キク科キツネアザミ属に属している二年草のことを指しています。
「キツネアザミ」は名前に「アザミ」の言葉が入っていますが、「アザミ」の仲間ではありません。
「アザミ」とは、キク科アザミ属の総称を意味しています。
「キツネアザミ」の見た目が、「アザミ」に似ていて、狐に騙されたようだというところから、この名前が付けられました。
「キツネアザミ」は道端や田畑、空き地などで見ることができます。
「アザミ」にはトゲがありますが、「キツネアザミ」はトゲがないので、この点で見分けることができます。
「莪」の地名や名前での使われ方
・『莪原町』【ばいばらちょう】
愛知県津島市にある地名です。
・『莪山』【かやま・がやま】
名前で使用されています。
・『莪原』【ばいばら】
名前で用いられています。
まとめ
「莪」は「くさかんむり」に「我」と書きますが、「くさかんむり」は漢字の冠の一つで、漢字で「草冠」と表記します。
また、「我」は音読みで、「ガ」、訓読みで「われ」、「わ」と読んで、「われ」、「私」、「自分」などを表しています。
言葉の読み方や意味を知ることで、より適切に使えるようになるでしょう。