くさかんむりに次で「茨」の読み方とは?簡単に解釈

くさかんむりに次で「茨」の読み方とは? 読み方

くさかんむりに次と書く「茨」は何と読みどのような意味を持つのでしょうか。

今回は、「茨」の読み方と意味について解説します。

くさかんむりに次で「茨」の読み方

「茨」の読み方は音読みでは「シ」、訓読みでは「いばら」「くさぶき」です。

「茨」の意味や解説

「茨」とは、「棘を有する低木の総称」です。

植物の中には外敵の接近を防ぐため表面に鋭く尖ったトゲが生えているものがあります。

幹や枝の表面が盛り上がるように鋭いトゲになっている低木の植物を指す言葉が「茨」です。

一口にトゲのある植物といっても種類はさまざまです。

幹や枝からトゲが生えているものやトゲが生えたツタが伸びているものなどいろいろありますが、「茨」はトゲのあるもののうち比較的背の低い植物の総称として使われています。

トゲのある植物として有名なのは美しい花を咲かせるバラですが野山に咲く野バラは「茨」に含まれるものの中では代表的な植物です。

その他にも枝から鋭いトゲが伸びる植物としてミカンの木や山菜として珍重されるタラの芽が取れるタラノキ、ボケやエンジュなどが「茨」に含まれます。

トゲのある植物の総称以外に茅葺きや藁葺きなど「草木を使って屋根をふく」という意味も持つ言葉です。

「茨」の熟語での使い方や使われ方

・『棘茨』【きょくし】
「トゲ付きの植物が生い茂っているような荒れ果てた土地」を指します。
トゲだらけの植物が辺り一面を覆っているようなろくに整備されていない荒れ果てた土地を表す言葉です。
触れると痛いトゲ付きの植物が生い茂っている様子から転じて「手をつけがたいほど乱れて騒がしい状態」という意味でも使われます。

・『茅茨』【ぼうし】
「粗末な屋根」を表します。
本来は植物のチガヤとイバラを指す言葉ですが、貧しい家は上等とは言えないそれらの植物を使って屋根を葺くことから粗末な屋根や簡素な建物を指す言葉として使われています。

まとめ

「茨」は植物そのものを表す意味のほかにもさまざまな意味合いで使われています。

地名でもよく使われる言葉なので憶えておきましょう。

読み方
シェアする
言葉の読み方辞典
タイトルとURLをコピーしました