この記事では、「裕」の読み方を分かりやすく説明していきます。
ころもへんに谷で「裕」の読み方
「裕」という漢字は訓読みでは「裕(ひろ)い」や「裕(ゆた)か」と読み、音読みでは「ユウ」や「ユ」と読みます。
また、人の名前として用いられる場合、「ひろ」や「ひろし」、「まさ」、「やす」、「ゆたか」、「すけ」、「よし」などの読みが当てられることもあります。
「裕」の意味や解説
「裕」には「豊か」や「ゆとりがある」、「(心が)広い」という意味が含まれています。
「裕」は身体にまつわる衣服の襟元の象形である「ころもへん」に左右に迫る谷と口の象形である「谷」を組み合わせ、「衣服が多い」や「豊か」という意味を表す形声文字として成り立った漢字です。
「裕」の熟語での使い方や使われ方
・『裕福』【ゆうふく】
「財産や経済状況が豊かで日々の暮らしに余裕があることやその様」を意味する言葉です。
・『富裕』【ふゆう】
「財産がたくさんあって、生活にゆとりがあることやその様」を意味する言葉です。
・『寛裕』【かんゆう】
「心が広くて、ゆったりしていることやその様」を意味する言葉です。
・『余裕』【よゆう】
「必要以上に余りがあること」、「限度一杯までにまだ余りがあること」、「ゆったりと落ち着いていること」、「心にゆとりがあること」を意味する言葉です。
・『裕度』【ゆうど】
「試験結果と規定値の差のうちで許容できる範囲」を意味する言葉です。
まとめ
「裕」は訓読みでは「裕(ひろ)い」や「裕(ゆた)か」と読み、音読みでは「ユウ」や「ユ」と読む漢字であり、人の名前に使われるときは「ひろし」や「ひろ」、「やす」などとも読まれます。
そして、「裕」には「豊か」や「ゆとりがある」、「(心が)広い」という意味が含まれています。