さんずいへんに監と書く漢字には「濫」があります。
この記事では、「濫」の読み方を分かりやすく説明していきます。
さんずいへんに監で「濫」の読み方
「濫」は音読みで「らん」と読み、訓読みは「濫れる」で「みだれる」、「濫りに」で「みだりに」、「濫かべる」で「うかべる」と読みます。
「みだれる」は「乱れる」、「うかべる」は「浮かべる」の方がよく使われます。
「濫」の意味や解説
「濫」は行動や行為がむやみやたらな様や、自分勝手な様子、軽率なことを表す時に使う言葉です。
「濫」はこれ以外にも水が溢れることを表す時にも使うことが可能であり、こちらは「氾濫」という言葉が有名です。
「氾濫」は大雨やそれに伴う震災によって引き起こされる現象であり、川の水が溢れて洪水を引き起こします。
特に大きな河川の「氾濫」は注意報や警報が発令されるものもあり、避難が必要になるケースも存在します。
河川の「氾濫」は水位の上昇を引き起こし住宅街や街を浸水させるものも多く、これらの浸水が収まるには一定の時間がかかるのが特徴です。
「濫」の熟語での使い方や使われ方
・『氾濫』【はんらん】
「大雨や台風などによって川の水が溢れること」であり、日本でも様々な場所で発生する可能性があります。
「氾濫」は家屋の浸水を引き起こすものもあり、災害として避難が必要になる場合もあります。
・『濫用』【らんよう】
「むやみやたらに使うこと」を表す言葉であり、こちらは特定の権利や条件があるものを無視して利用する時にも使います。
「濫用」は「乱用」と書くことも可能です。
・『濫獲』【らんかく】
「鳥や獣、魚などを無暗に捕獲すること」であり、度が過ぎた「濫獲」によって絶滅した動物も存在します。
まとめ
「濫」は行動や行為がむやみやたらな状態を示す言葉であり、これ以外にも川が溢れて乱れる様を表す時にも使います。
