しんにょうに由で「迪」の読み方とは?簡単に解釈

「迪」の読み方とは? 読み方

この記事では、「迪」の読み方を分かりやすく説明していきます。

「迪」の正しい読み方は「てき」と「ちゅう」どちら

しんにょうに由で「迪」と書く漢字には、音読みが「てき」、訓読みが「みち」「すすむ【迪む】」です。

この書き方で「ちゅう」と読む文字もあったように思えますが、「ちゅう」とは読まないのでしょうか。

正しい読み方の結論

「迪」の読み方に「ちゅう」は含まれていません。

手へんに由で「抽」と似ているため、「ちゅう」を連想する人が多いようです。

「迪」の意味

しんにょうに由で「迪」という文字には、「道徳」「教え、導く」という意味があります。

ある道を目指して真っ直ぐに進むという前向きな意味合いがあることから、人名に用いる漢字としても人気があります。

発音を表す部分と意味を表す部分の組み合わせで構成された形声文字で、立ち止まる足や十字路を表すしんにょうと、音声イウ(由)から成り立っています。

「由」「笛(テキ)」に音が変化することがあり、「迪」もやがて「テキ」と読まれるようになりました。

「迪」の言葉の使い方や使われ方

・『恵迪』【けいてき】
「迪【みち】に従えば吉【きち】」という言葉の略で、道徳に従うことで良いことがあるという意味です。

北海道大学の寄宿舎に、「恵迪寮」という名前がつけられています。

同寮は日本三大自治寮のひとつで、数多くのメディアにも取り上げられています。

・『啓迪』【けいてき】
啓発すること、教え導くこと、という意味です。

戦国時代の医者・曲直瀬道三の著作に「啓迪集」【けいてきしゅう】があります。

・『迪哲』【てきてつ】
聡明で物事に通じていることや、そのような人物を目指す道を進んでいるさまを表します。

まとめ

しんにょうに由で「迪」と書く漢字の主な読み方は「てき」「みち」でした。

人名にもよく使われている漢字です。

道徳という意味や、人に教える、という意味があります。

代表的な熟語に「啓迪」【けいてき】があり、人を教え導き啓発することを指します。

読み方
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