この記事では、「仔」の読み方を分かりやすく説明していきます。
にんべんに子で「仔」の読み方
「仔」という漢字は訓読みでは「こ」や「仔(こま)か」、「仔(た)える」と読み、音読みでは「シ」や「サイ」と読みます。
「仔」の意味や解説
「仔」には「子」や「動物の子」、「細か」や「詳しく」、「耐える」や「持ちこたえる」という意味が含まれています。
「仔」は横から見た人の象形である「にんべん」に頭部が大きく、手足の柔らかい乳児の象形である「子」を組み合わせ、「人が子供を背負っている様子」、転じて、「耐える」という意味を表す会意兼形声文字として成り立った漢字です。
「仔」での熟語での使い方や使われ方
・『仔犬』【こいぬ】
「犬の子供」や「小さい犬」を意味する言葉です。
・『毛仔』【けご】
「孵化して間もない稚魚、とりわけ、金魚や鯉などの養殖魚についていう語」を意味する言葉です。
・『仔魚』【しぎょ】
「魚の幼生で、孵化直後から、ヒレや骨格が出来上がるまでの段階」、「稚魚の前段階の状態」を意味する言葉です。
・『仔虫』【しちゅう】
「昆虫などの幼虫」や「虫の子」を意味する言葉です。
・『仔細』【しさい】
「事細やかであることやその様」、「詳細」を意味する言葉であり、「子細」とも表記されます。
・『仔細ない』【しさいない】
「差し支えない」や「構わない」、「特に問題もない」や「たわいない」を意味する言葉です。
まとめ
「仔」は訓読みでは「こ」や「仔(こま)か」、「仔(た)える」と読み、音読みでは「シ」や「サイ」と読む漢字です。
そして、「仔」には「子」や「動物の子」、「細か」や「耐える」、「持ちこたえる」などの意味が含まれています。