この記事では、「倩」の読み方を分かりやすく説明していきます。
にんべんに青で「倩」の読み方
「倩」という漢字の音読みは「セイ・セン」で、訓読みは「うつくしい・つらつら・やとう・むこ」になります。
「倩」という漢字を音読みの「セン」と読むことができる漢語の熟語として、「倩倩(せんせん)」があります。
「曼倩三冬(まんせんさんとう)」という四字熟語でも、「セン」の音読みがされています。
「倩」の漢字を訓読みすることは多くないですが、日本語としての独自の意味や読み方として「つらつら」を挙げることができます。
「倩」の漢字の意味や解説
「倩」の漢字は、「見た目が美しいさま・特に男性の外見の美しさの形容」を意味しています。
「倩」には、「口元がかわいらしい・麗しい」といった容姿の美しさを指し示す意味があるのです。
また「倩」という漢字が持っている意味として、「人を雇うこと・雇われた人」や「娘と結婚した婿(むこ)」も挙げられます。
中国から日本に渡ってきてからの「倩」には、「つらつら・よくよく・あえて」といった独自の意味も生まれました。
「倩」の熟語での使い方や使われ方
・『倩倩』【せんせん】
「人の容貌が視覚的に美しいさま」や「特に男性の見た目がうるわしいさま」といった意味合いを持っている漢語の形容詞的な熟語です。
・『曼倩三冬』【まんせんさんとう】
「古代中国の前漢の曼倩(まんせん)が13歳から学問をして、わずか三年(三ヶ月)で史書を読めるようになった故事」から「生来の才能・資質が優れていれば短期間で学べること」を意味している四字熟語です。
・『飯匙倩』【はぶ】
「主に沖縄県の南西諸島・奄美諸島に棲息している猛毒を持つクサリヘビ科に分類される毒蛇・ハブ」を指している言葉です。
ハブはより簡単に「波布」とも漢字で書くことができます。
まとめ
この記事では、にんべんに青と書く「倩」の読み方・意味・使われ方を詳しく解説しましたがいかがでしたか。
「倩」という漢字について詳しくリサーチしたいときには、この記事の解説を参考にしてみてください。
