この記事では、「匡」の読み方を分かりやすく説明していきます。
はこがまえに王で「匡」の読み方
「匡」という漢字は訓読みでは「匡(すく)う」や「匡(ただ)す」と読み、音読みでは「キョウ」や「コウ」、「オウ」と読みます。
「匡」の意味や解説
「匡」には「正す」や「正しくする」、「すくう」や「助ける」という意味が含まれています。
「匡」は竹や柳を曲げて造った箱の象形である「はこがまえ」に植物の芽生えと古代中国において支配権のシンボルとして用いられていたまさかり(斧)の象形である「王」を組み合わせ、「(箱のように)形を正して盛んにする」や「ただす」という意味を表す会意兼形声文字として成り立った漢字です。
「匡」の熟語での使い方や使われ方
・『匡正』【きょうせい】
「正しい状態にすること」や「正すこと」を意味する言葉です。
・『匡救』【きょうきゅう】
「悪を正して、危険などから救うこと」を意味する言葉です。
・『匡済』【きょうさい】
「悪を正して、乱れから救うこと」を意味する言葉です。
・『匡弼』【きょうひつ】
「非を正して、欠けたところを補って助けること、それを行う人」を意味する言葉です。
・『匡輔』【きょうほ】
「非を正して、及ばないところを助けること、それを行う人」を意味する言葉です。
・『匡郭』【きょうかく】
「木版本や古活字本などにおける各丁の外枠の線」を意味する言葉です。
・『匡廬』【きょうろ】
「中国江西省北部に所在する山の別称」を意味する言葉です。
まとめ
「匡」は訓読みでは「匡(すく)う」や「匡(ただ)す」と読み、音読みでは「キョウ」や「コウ」、「オウ」と読む漢字です。
そして、「匡」には「正す」や「正しくする」、「すくう」や「助ける」という意味が含まれているということでした。