この記事では、「恃」の読み方を分かりやすく説明していきます。
りっしんべんに寺で「恃」の読み方
「恃」という漢字は訓読みでは「恃(たの)む」と読み、音読みでは「ジ」や「シ」、「チ」と読みます。
「恃」の意味や解説
「恃」には「頼む」や「頼る」、「頼りにする」、「自負する」という意味が含まれています。
「恃」は心臓の象形である「りっしんべん」に「寺」を組み合わせ、形声文字として成り立った漢字です。
「恃」の熟語での使い方や使われ方
・『矜恃』【きょうじ】
「自分の能力が優れているものとして誇る気持ち」や「プライド」、「自負」を意味する言葉です。
慣用読みでは「きんじ」と読まれることもあります。
「矜」には「誇る」や「自負する」という意味のほか、「あわれむ」や「かなしむ」、「慎む」や「敬う」などの意味が含まれています。
・『恃気』【じき】
「意気込む」を意味する言葉です。
・『依恃』【いじ】
「頼む」を意味する言葉です。
「依」にも「恃」と同じく、「頼る」という意味のほか、「よる」や「寄りかかる」、「そのまま」、「もとのまま」、「ぼんやりしている」、「ハッキリしない」などの意味が含まれています。
・『怙恃』【こじ】
「頼り」や「頼みとすること」、「両親」、「父母」を意味する言葉です。
「怙」にも「恃」と同じく、「頼む」や「頼りにする」という意味のほか、「父母」や「両親」という意味が含まれています。
・『自恃』【じじ】
「自分自身を頼みとすること」や「自負」を意味する言葉です。
・『負恃』【ふじ】
「心に頼むこと」を意味する言葉です。
まとめ
「恃」は訓読みでは「恃(たの)む」と読み、音読みでは「ジ」や「シ」、「チ」と読む漢字です。
そして、「恃」には「頼む」や「頼る」、「頼りにする」、「自負する」という意味が含まれています。