この記事では、「禮」の読み方を分かりやすく説明していきます。
カタカナの「ネ」示(しめすへん)に豊で「禮」の読み方
「禮」という漢字は訓読みでは「禮(うやま)う」や「のり」と読み、音読みでは「レイ」や「リ」、「ライ」と読みます。
また、人の名前として用いられる場合は「あき」や「あきら」、「あや」、「のり」、「ひろ」、「ひろし」、「まさ」、「まさし」、「みち」、「ゆき」、「よし」などの読みが当てられることもあります。
「禮」の意味や解説
「禮」には「のり(社会生活での定まった作法、型)」、「敬う」、「感謝の気持ちを表す」という意味が含まれています。
ちなみに、「禮」の異体字、及び略字が「礼」であり、また、「礼」の旧字が「禮」になります。
「禮」は「神にいにしえを捧げる台」の象徴である「示」に甘酒を盛るためのたかつきの象形である「豊」を組み合わせ、神に甘酒を捧げて幸福を祈る「儀式」や「礼儀」という意味を表す会意兼形声文字として成り立った漢字です。
「禮」の熟語での使い方や使われ方
・『恩禮』【おんれい】
「臣下を大事にし、手厚い待遇をすること」を意味する言葉です。
・『慶禮』【けいれい】
「喜ばしい儀式」や「祝いの儀式」を意味する言葉です。
・『古禮』【これい】
「昔の礼式や作法」を意味する言葉です。
・『?禮』【しんれい】
「僧に施す礼物」を意味する言葉です。
・『成禮』【せいれい】
「礼儀を身につけること」や「礼を備えること」を意味する言葉です。
・『慝禮』【とくれい】
「正しくない礼」や「世が乱れ、悪くなった礼」を意味する言葉です。
まとめ
「禮」は訓読みでは「禮(うやま)う」や「のり」と読み、音読みでは「レイ」や「リ」、「ライ」と読む漢字です。
また、人の名前に使われるときは「あき」や「あきら」、「あや」、「のり」、「ひろ」、「ひろし」などとも読まれます。
そして、「禮」には「のり(社会生活での定まった作法、型)」、「敬う」、「感謝の気持ちを表す」という意味が含まれています。