この記事では、「吃」の読み方を分かりやすく説明していきます。
口へんに乞で「吃」の読み方
「吃」の漢字の音読みは「キツ」で、訓読みは「ども(る)・く(う)・す(う)」です。
「吃」の意味や解説
「吃」の漢字の意味としては、訓読みにある「どもる」や「食べるや、吸う」が挙げられます。
ここで、「どもる」とは「ものを言うとき、言い出しの音が容易に発音できなかったり、ある音が何度も繰り返されたりする発音障害のこと」を意味する言葉です。
「吃」の漢字の口へんは、もちろん「人間の口」を意味します。
またつくりの乞は、「雲気」の象形すなわち、「気体」を意味しますが、この漢字では「乙」と同じ意味の「ジグザグする」の意味で使われ、そこから「口が滑らかに動かない」こと、「発音障害であるどもる」との意味を持つようになったものです。
「吃」の熟語での使い方や使われ方
・「吃」の漢字が「どもる」との意味で使われる熟語:『吃音』【きつおん】
「どもる声、どもる音」を意味する熟語です。
・「吃」の漢字が「吸う」との意味で使われる熟語:『吃水』【きっすい】
「船舶が水に浮いている時の、船体の最下端から水面までの垂直距離のこと」を意味する熟語です。
「喫水」と表記されることもあります。
・「吃」の漢字が使われた難読熟語:『吃逆』【しゃっくり】
「横隔膜のけいれんで、急に空気が吸い込まれるヒクヒクとの音を発する症状」を意味する熟語です。
・「吃」の漢字が使われた難読熟語:『吃驚』【きっきょう】
「おどろくことや、びっくりすること」を意味する熟語です。
まとめ
「吃」の漢字の音読みは「キツ」で、訓読みは「ども(る)・く(う)・す(う)」です。
また、「吃」の漢字の意味としては、訓読みにある「どもる」や「食べるや、吸う」が挙げられます。