口へんに甲で「呷」の読み方とは?簡単に解釈

口へんに甲で「呷」の読み方とは? 読み方

この記事では、「呷」の読み方を分かりやすく説明していきます。

口へんに甲で「呷」の読み方

「呷」という漢字の音読みは「コウ」、訓読みは「あおる・すう」になります。

現代の日本語では、「呷」という漢字は音読みの「コウ」で読む熟語はほぼありません。

ただし今の日本語でも一般的に使われている動詞として「あおる」があります。

「お酒などの飲み物を途中で休むことなく、一気に飲んで最後まで飲みきる」の意味合いで、「呷る(あおる)」という漢字表記と訓読みの読み方をすることができるのです。

「呷」の漢字の意味や解説

「呷」という漢字の意味は、「お酒・水などをすするようにして飲むこと」「水・液体を吸うこと」を意味しています。

元々の中国語の漢字には、「お酒などを一気に飲みきる」の意味はなく、「お酒を一気に飲んで最後まで飲みきる」の意味は日本で独自で生まれたと推測されています。

現代の日本語の意味にはありませんが、「呷」の漢字が持っている原義として「物音や鳴き声がうるさい・さわがしい・鳥獣がかまびすしく鳴いている」といった意味合いもあります。

「呷る」「煽る(あおる)」の語源は同じであるとされますが、「煽る」は現代では「他者を刺激して扇動する」の意味になっていて、「お酒などを上向きの姿勢で勢い良く飲む」の意味はありません。

「呷」の熟語での使い方や使われ方

・『呷る』【あおる】
「仰向けの上を向いた姿勢で、お酒・水などを途中で休まずに一気に飲み干すこと」を意味している熟語です。

「勢い良く最後まで飲みきる」の意味があり、お酒や水などを全部飲みきらずに残している場合は「呷る」とは言いません。

・『呷呷』【こうこう】
「カモ・サギなどの鳥類が騒々しく鳴いているさま」を意味している漢語的な熟語になります。

現代の日本語の文章で使用されるケースはほとんどありませんが、漢文の叙情的な風景で鳥がうるさく鳴いている様子を表すことができる言葉です。

まとめ

この記事では、口へんに甲で「呷」の読み方・意味・使われ方を詳しく解説しましたがいかがでしたか。

「呷」という漢字について詳しく調べたいときには、この記事の解説をチェックしてみてください。

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