女へんに己で「妃」の読み方とは?簡単に解釈

女へんに己で「妃」の読み方とは? 読み方

女へんに己と書く「妃」は何と読みどのような意味があるのでしょうか。

今回は、「妃」の読み方と意味について解説します。

女へんに己で「妃」の読み方

「妃」の読み方は音読みでは「ヒ」、訓読みでは「きさき」です。

「妃」の意味や解説

「妃」とは、「皇族や王族の妻にあたる女性」を指す言葉です。

元々は律令制における身分階級の一つで女性の身分としては皇后に次ぐ第2位の立場に位置づけられます。

現代では特定の身分や階級を表すのではなく世界に存在する皇族や王族の男性と結婚した女性を指す意味で使われています。

皇族や豪族の男性と結婚したことにより一族に入った女性を表す言葉なので王の娘など生まれつき一族に生まれた女性に対しては使わず、もともと皇族や豪族ではなかった女性が一族の男性と結婚した場合に使う表現です。

古くは天皇や王など国のトップに立つ者の妻を「きさき」、皇子や王弟など皇帝や王に連なる一族の妻を「ひ」と呼び同じ「妃」でも使い分けられていましたが、現代では基本的に「ひ」という呼び方で統一され歴史的な意味合いなど特別な場合を除き「きさき」の呼称は使われません。

「妃」の熟語での使い方や使われ方

・『王妃』【おうひ】
「王の妻」を指します。

王位についている男性と結婚した女性の配偶者を指す言葉で、王位についた女性を指す「女王」とは意味が異なります。

・『妃殿下』【ひでんか】
「女性の皇族や王族に対して用いる敬称」です。

皇室や王室の女性全てに対して敬意を込めて使われる敬称で、皇室や王室に属していれば皇后を除く全ての女性に対して使えます。

・『正妃』【せいひ】
「皇帝や王の正妻」のことです。

一夫多妻制で他に妻がいる場合でも基本的に正妻とは一人のみで正妻ではない他の妻は「側妃」と呼ばれます。

まとめ

「妃」は使える相手が限られる限定的な表現です。

正しく使わないと問題になりかねない言葉なので正確な意味と読み方を憶えておきましょう。

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