手へんに前で「揃」の読み方とは?簡単に解釈

手へんに前で「揃」の読み方とは? 読み方

手へんに前と書く「揃」は何と読みどのような意味を持つのでしょうか。

今回は、「揃」の読み方と意味について解説します。

手へんに前で「揃」の読み方

「揃」の読み方は音読みでは「セン」、訓読みでは「そろ?う」「そろ?い」です。

「揃」の意味や解説

「揃」とは、「刃物で切断して同じ長さやおおきさに調整すること」「並べて整えること」「複数のものが1箇所に集まること」といった意味を持つ言葉です。

バラの状態にある複数のものが同じ状態になるよう調整することを意味します。

日本的には形や長さを同じにして統一感を持たせる行為を表しますが、形はそのままでバラバラの所にいたものを一箇所に集めることを指して「揃」と表現することもあります。

本来は長さの異なるもの同士をまとめて切り同じ長さに統一することを意味する言葉でしたが、切る時に一度まとめる様子から「一堂に会する」という意味でも使われる表現です。

全員でダンスするような「同じ動きをする」という整い方だけではなく「みんなに共通点がある」という整い方を表す意味でも使います。

「揃」の熟語での使い方や使われ方

・『揃踏』【そろいぶみ】
「普段見られない特別な顔ぶれが集まること」を意味します。

一人ずつでも十分な存在感を持つ特別な人が複数集まる様子を指す言葉です。

大相撲で千秋楽のみに行われる三役の全員でする土俵入りのことを「三役揃踏」といいます。

・『勢揃』【せいぞろい】
「全ての人が集まること」を意味します。

メンバー全員が出演したり金メダリスト全員が出席したりなど、条件に当てはまるものすべてが一人も欠けることなく集まる様子に対して用いる表現です。

元々は軍勢や手勢など人が集まって集団となり勢力を形成することを指す言葉でしたが、現在は条件に該当する人全員が集まる様を指す意味で使われています。

まとめ

「揃」は日常的に広く使われている言葉です。

使い方によって意味が変わるので本来の読み方と意味を正しく理解して使いましょう。

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