手へんに夜と書く漢字には「掖」があります。
この記事では、「掖」の読み方を分かりやすく説明していきます。
手へんに夜で「掖」の読み方
「掖」は音読みで「えき」と読み、訓読みは「わき」や「掖む」で「わきばさむ」、「掖ける」で「たすける」と読みます。
「わき」は「腋」や「脇」と書くことが可能であり、「たすける」は「助ける」と書くことが可能です。
「掖」の意味や解説
「掖」はわきの下に挟んで持つことを示す言葉であり、これ1つで動作を示すのが特徴です。
この言葉の類義語である「腋」は主に身体の部位を示す時に使う言葉であり、こちらは訓読みが「わき」や「わきのした」となっているのが特徴です。
「掖」はわきの下に挟む以外にもこの部位を示す時にも使うことが可能ですが、一般的には「腋」や「脇」の方を使います。
「掖」はこれ以外にもよい方向へと導くことや助けることを示す意味や、宮殿正門の側にある小さな門を示す意味があります。
「掖」の熟語での使い方や使われ方
・『誘掖』【ゆうえき】
「導いて助けること」であり、サポートや補佐することを表す時に使います。
このような力を貸すことを示す言葉には「指導」や「鞭撻」、「教育」などがあります。
・『掖門』【えきもん】
「宮殿や寺社などの正門の側にある小さな門」を表す言葉です。
こちらは別名「旁門(ぼうもん)」と呼ばれており、普段の移動などに使われていました。
・『掖廷』【えきてい】
「宮中正殿のわきに存在する御殿」を表す言葉であり、こちらは非常に高い地位の人が住む重要な場所として扱われます。
この御殿に住む人は天子や妃という立場であり、後宮として使われるものもありました。
まとめ
「掖」はわきに挟むという意味や、わきの部位を示す時に使う言葉です。
わきの部位を示す時にはこの漢字ではなく「腋」や「脇」を使います。