手へんに然で「撚」の読み方とは?簡単に解釈

手へんに然で「撚」の読み方とは? 読み方

手へんに然と書く「撚」は何と読みどういった意味を持つのでしょうか。

今回は、「撚」の読み方と意味について解説します。

手へんに然で「撚」の読み方

「撚」の読み方は音読みでは「ネン」「デン」、訓読みでは「よ?る」「よ?り」「ひね?る」です。

「撚」の意味や解説

「撚」とは、「指や手で持ってひねること」「細長い物をこすり合わせるようにして一つにまとめること」を意味する言葉です。

指先や手で保持して回す動作のことを「ひねる」といいます。

蛇口を手で持って回したり瓶の蓋を開けるために回したりなどの回転させる動作を表す時に使う表現です。

「撚」は指先や手でひねる動作を意味する言葉で体の動きを表す意味のほか、ひねりを加えて物体に作用を及ぼす意味でも使われます。

基本的には指先でつまめる程度の大きさに対して用いる表現ですが神社に奉納する巨大なしめ縄づくりなど指や手では持ちきれないほど大きなものに対して使う場合もあります。

細長いものを数本束ねてひねるようにこすり合わせて1本にまとめることを指す「よる」の意味でも使われる言葉です。

「撚」の熟語での使い方や使われ方

・『撚糸』【ねんし】
「細長い繊維をいくつかまとめてねじり上げ撚りをかけて作った糸」のことです。

糸の原料になる繊維はそのままだと非常に細く弱いため引っ張ると簡単に切れてしまい裁縫には使えません。

細くて弱い繊維を丈夫で強い糸にするために行われるのが糸に撚りをかける工程です。

ねじり上げてひとまとめにされた糸は元の繊維に比べて段違いに強くなります。

そのように撚りをかけて作られた糸が「撚糸」です。

・『撚金』【よりきん、ねんきん】
「糸に金箔を撚り合わせた金色の糸」のことです。

着物や帯の飾り縫いに使用する金糸を指します。

絹糸や綿糸に髪の毛よりも細い金を巻き付けるように撚り合わせて作ります。

まとめ

「撚」はひねって回す動作を指すほかそのような動きで作られたものに対しても使う言葉です。

繊維やわらなど細長いものに対して使う言葉なので憶えておきましょう。

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