月へんに付と書く漢字には「腑」があります。
この記事では、「腑」の読み方を分かりやすく説明していきます。
月へんに付で「腑」の読み方
「腑」は音読みで「ふ」と読み、訓読みは「はらわた」や「こころ」と読みます。
部首に使われている「月」は通称「にくづき」と呼ばれています。
「腑」の意味や解説
「腑」は人間のはらわたや臓器を示す言葉であり、こちらは他の漢字と組み合わせた熟語としてよく使われます。
人間や動物の臓器やはらわたは食事や液体が収まっており、消化吸収の役割や栄養を全身に渡らせる役割を果たしています。
「腑」は物理的な臓器以外にも精神的な心を示す時にも使うことが可能です。
心から納得がいかない時に使う慣用句としては「腑に落ちない」が有名です。
「腑」の熟語での使い方や使われ方
・『五臓六腑』【ごぞうろっぷ】
「人間の内臓全体」を表す言葉であり、こちらは中国の医学から生まれました。
これらの概念は現代医療の解剖学と違う点が多く存在します。
美味しいものを食べた時にも使う慣用句としては「五臓六腑に染み渡る」が有名です。
・『臓腑』【ぞうふ】
「五臓六腑」を略したものであり、同じ意味として使うことが可能です。
・『肺腑』【はいふ】
「肺の臓器」を示す言葉です。
また「肺腑」は「心の底」や「急所」という意味で使うことも可能です。
「肺腑をえぐる」はコンテンツや物語が深く心に刺さる時に使います。
まとめ
「腑」は音読みで「ふ」と読み、訓読みは「はらわた」や「こころ」と読みます。
「腑」は物理的な臓器を示す時や精神的な心を表す時にも使います。
特に「肺腑」は肺の臓器だけではなく心底や急所という意味で使うことも可能です。