この記事では、「腆」の読み方を分かりやすく説明していきます。
月へんに典で「腆」の読み方
「腆」という漢字は訓読みでは「腆(あつ)い」や「腆(てあつ)い」と読み、音読みでは「テン」と読みます。
「腆」の意味や解説
「腆」という漢字には「厚い」や「手厚い」、「多い」や「格好が良い」という意味が含まれています。
「腆」は肉の象形である「にくづき」に丁寧に並べるという意である「典」を組み合わせて、成り立った漢字です。
「腆」を使った例文
・『パーティーでの腆(あつ)いもてなしに対し、両親は心から感謝していた』
・『卒業生からの腆(てあつ)い贈り物に先生は思わず涙していた』
「腆」の熟語での使い方や使われ方
・『不腆』【ふてん】
「自分にかんすることや自分が贈る物をへりくだった表現」を意味する言葉です。
・『洗腆』【せんてん】
「洗い流す」や「丁重にもてなすこと」を意味する言葉です。
・『鮮腆』【せんてん】
「自分をひと際目立たせて、偉そうに構えること」を意味する言葉です。
・『腆贈』【てんぞう】
「手厚く、立派な贈り物」を意味する言葉です。
・『腆志』【てんし】
「手厚い心」を意味する言葉です。
・『腆腆』【てんてん】
「数が多い様」を意味する言葉です。
「腆」の名前での使われ方
・『谷口腆二』【たにぐち てんじ】大正時代から昭和時代の細菌学者であり、大阪医大教授や大阪帝大教授、及び医学部長、微生物病研究所長などを務めました。
まとめ
「腆」は訓読みでは「腆(あつ)い」や「腆(てあつ)い」と読み、音読みでは「テン」と読む漢字です。
そして、「腆」には「厚い」や「手厚い」などの意味が含まれています。