木へんに卓で「棹」の読み方とは?使い方など簡単に解釈

木へんに卓で「棹」の読み方とは? 読み方

この記事では、「棹」の読み方を分かりやすく説明していきます。

木へんに卓で「棹」の読み方

「棹」の漢字の音読みは「トウ・タク」で、訓読みは「さお・さおさ(す)」です。

「棹」の意味

「棹」の漢字は、木へんの漢字ですが、樹木の種類を表す意味はありません。

この漢字の意味としては、訓読みにある「舟をこぐのに用いる棒のさお」及び、「三味線の糸を張る部分」「?笥などを数える語」があります。

また同音の漢字に「竿」がありますが、「棹」「木製のさお」の意味で使われるのに対し「竿」「竹でできている釣りざお」に使われる違いがあります。

訓読みのもう一つの読みである「棹(さおさ)す」は、ことわざの「流れに掉す」で広く知られています。

ちなみに、このことわざの文字通りの意味は「川の流れに棹をさす」ことで、「流れに棹をさして水の勢いに乗るように、物事が思いどおりに進行すること」を意味します。

しかし、このことわざは「時流や大勢に逆らうこと」の意味で使われることがありますが、これは間違いであり、注意が必要です。

「棹」の例文や使われ方

・『棹歌』【さおうた】
「船頭などが棹をさしながらうたう歌、舟歌のこと」を意味する熟語です。
・『棹物菓子』【さおものがし】
「羊羹やういろう等を細長く作った和菓子の総称」を意味する言葉で「棹物」と省略されることもあります。
・『太棹』【ふとざお】
「棹の太さによって三種類に分類される三味線の中で、最も太いものを指す名称」で、義太夫節などに用いられます。

まとめ

「棹」の漢字の音読みは「トウ・タク」で、訓読みは「さお・さおさ(す)」です。

この漢字には、「舟をこぐのに用いる棒のさお」及び、「三味線の糸を張る部分」や「?笥などを数える語」の意味があります。

ちなみに、木へんんの漢字ですが、樹木の種類を表す意味はありません。

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