この記事では、「柾」の読み方を分かりやすく説明していきます。
「柾」の読み方
「柾」の音読みはなく、訓読みでは「まさ」、「まさき」と読みます。
「柾」の意味
「柾(まさ)」は「柾目(まさめ)」、「柾目紙(まさめし)」を略した言葉を言います。
また、「柾(まさき)」はニシキギ科 ニシキギ属に分類される常緑低木のことを表しています。
海岸沿いに自生している植物で、庭木としても利用されています。
「柾」は「正木」の漢字表記もあり、どちらも「まさき」と読みます。
「柾」は「木」に「正」と書きますが、「木」は「き」、「たちき」、「ざいもく」などを表しています。
そして、「正」は「まさ」、「ただしい」、「ただす」などの意味があります。
「柾(まさき)」は、葉が冬も緑色であることから、「真青木(まさおき)」と呼ばれていたのが変化したと言われています。
「柾」の例文や使われ方
・『柾(まさき)は6~7月に薄い緑色の花が咲き、11~12月に赤っぽい橙色の実をつけます』
・『柾(まさき)の葉は光沢で厚みがあり、葉緑には低い鋸歯があります』
・『「柾目(まさめ)」とは、まっすぐに通っている木目(もくめ)のことを言います』
まとめ
「柾目(まさめ)」の対義語は「板目(いため)」になります。
また、「柾」が含まれている名字では、「柾木(まさき)」、「柾岡(まさおか)」、「柾川(まさかわ)」、「柾田(まさだ・まきた)」、または、「貝柾(かいまさ)」などがあります。
さらに、「柾」と関連した語としては、「正木」、「柾木」、「柾目」、「正目」、あるいは「木目」などが挙げられます。
言葉の読み方や意味を知って、適切に使えるようにしていきたいものです。