この記事では、「槻」の読み方を分かりやすく説明していきます。
「槻」の読み方
「槻」は音読みでは、「キ」と読みます。
また、訓読みで「つき」と読みます。
「槻」の意味
「槻(つき)」は「欅(けやき)」の古名です。
「欅」はニレ科ケヤキ属の落葉広葉樹の高木のことを表しています。
「欅」の開花時期は4月から5月頃で、花弁のない黄緑色の小さな花が咲きます。
9月から11月頃に果実がなり、実は小さな枝葉と一緒に落下して、風に乗って飛んでいきます。
10月から11月頃は、葉が赤や黄色に色づき、紅葉の見ごろとなります。
「槻」は「木」に「規」と書きますが、「木」は「き」、「立ち木」、「もく」、または「材木」などの意味があります。
また、「規」は「コンパス」、「円形」、「きまり」、「正す」、あるいは「はかる」などを表しています。
「槻」の例文や使われ方
・『街路樹の槻の葉が赤や黄色に変わった様子はとても美しい』
・『槻は湿気に強く、狂いがない良質な材木なので、建築材や家具などに用いられています』
・『槻は街路樹や庭木などとして、多く植えられています』
まとめ
「槻」が使われている言葉に、「樊槻(はんき)」があります。
「樊槻」は「?(とねりこ)」のことを意味しています。
「?」はモクセイ科トネリコ属に属している落葉高木のことを言います。
「槻」が含まれる名字の方は、「岩槻(いわき・いわつき)」、「安槻(あづき・やすつき)」、「朝槻(あさつき)」さんなどがいらっしゃいます。
さらに、「槻」が入った地名としては、「高槻町(たかつきちょう)」、「大槻(おおつき)」、「槻沢(つきざわ)」などが挙げられます。
言葉の読み方や意味を知って、適切に使えるようにしていきたいものです。