この記事では、「琪」の読み方を分かりやすく説明していきます。
王へんに其で「琪」の読み方
「琪」という漢字の音読みは「キ・ギ」で、訓読みの読み方はありません。
「琪」という漢字は日本語で使われる用例がほぼないので訓読みはないとされていますが、「美しい玉(ギョク・たま)」の字義から「たま」という訓読みが当てられることもあります。
「琪」の漢字には「キ・ギ」の音読みがあるのですが、現代の日本語の文章・言葉では使われることはほとんどありません。
また「琪」は日本では人名用漢字としても使用することができない漢字となっています。
ただし「琪」の字義は美しさや形のよさという良い意味であることから、「中国人の名前・名付け」に使われることが多い漢字となっています。
「琪」の漢字の意味や解説
「琪」という漢字の意味は、「見た目が整っていて美しい玉(ギョク・たま)」になります。
「琪」は特に、「外形的な形のバランスが良い玉」や「崩れたり歪んだりしたところがない形態的に綺麗な玉」を意味している漢字なのです。
「琪」のような「王へんの漢字」は、中国の漢字の語源・字義において「広義の美しい玉・宝石のような価値があるとされた特別な石」を指すことが多くなっています。
「琪」の中国における名前での使い方や使われ方
・『高琪』【こうき】
「12~13世紀にかけて中国東北部を支配した女真族の王朝である金の将軍の名前」を意味しています。
高琪は「平南虎威将軍」と号して南宋との戦いで勝利を重ねる活躍をしましたが、クーデターを起こして政権を奪ってからは金の滅亡につながる軍事的な失策・保身も多かった武人でした。
・『永琪』【えいき】
「清王朝の全盛期を築いた6代皇帝・乾隆帝の第5王子の名前」を指しています。
学問に優れていて将来の跡継ぎとして期待された優秀な王子でしたが、難病に冒され25歳の若さでこの世を去った非業の王子としても知られています。
まとめ
この記事では、王へんに其と書く「琪」の読み方・意味・使われ方を詳しく解説しましたがいかがでしたか。
「琪」という漢字について詳しく知りたいときには、この記事の解説をチェックしてみてください。