こちらの記事では、「砧」の読み方を分かりやすく説明していきます。
石へんに占で「砧」の読み方
砧の漢字は、音読みでちんと読む事が可能です。
更に訓読みでは、きぬたと読む事が出来る漢字となっています。
「砧」の意味や解説
石へんに占という漢字を組み合わせて出来た砧は、布地等を打つために使用する台という意味で使われている漢字です。
具体的には、洗濯した布を生乾きの状態でのせる台の事であり、のせた上で棒等を駆使して叩く事により、洗濯物を柔らかくしたり皺を伸ばす効果が得られます。
そういった用途に用いるための台を表現する言葉として、この砧の漢字は利用されているのです。
ちなみにこの砧の語源は、きぬいたから来ていると考えられています。
「砧」の熟語での使い方や使われ方
・『砧骨』【きぬたこつ】
「耳小骨の1種であり、鐙骨と槌骨との間に存在する骨」を表す言葉です。
・『砧青磁』【きぬたせいじ】
「中国の南宋時代に竜泉窯で焼かれていた青磁の日本での呼称」という意味で利用される言葉となっています。
・『砧拍子』【きぬたびょうし】
「歌舞伎下座音楽の1種であり、2本の木製の棒を打ち合わせる事によって砧の音の感じを出す」という意味の言葉で、主に田舎家の場面等に用いられているのです。
まとめ
石へんの横に占で構成された砧の漢字は、音読みでちん、訓読みできぬたと読む事が出来ます。
この砧は、布を打つために使用する台を意味する言葉です。
より詳細に言うと、洗濯した布を半乾きの状態でのせる台を指し示す言葉であり、台にのせた状態の布を槌や木の棒で叩きます。
その結果、洗濯物の皺を伸ばしたり、柔らかくする事が可能となるのです。
砧は、その様な使い方をする台を表現する言葉であるため、きぬいたという語源から、きぬたと呼ばれる様になったと言われています。
