竹冠に滕で「籐」の読み方とは?使い方など簡単に解釈

竹冠に滕で「籐」の読み方とは? 読み方

この記事では、「籐」の読み方を分かりやすく説明していきます。

竹冠に滕で「籐」の読み方

「籐」という漢字は音読みで「トウ」と読み、訓読みでの用法はありません。

「籐」の意味や解説

「籐」にはヤシ科のつる性の植物「とう」という意味が含まれています。

「籐」は竹の象形である「竹冠」に渡し舟と流れる水、上に向かって物を押し上げる象形である「滕」を組み合わせ、形声文字として成り立った漢字です。

「籐(とう)」はヤシ科トウ亜科のつる性の植物を指す総称であり、「ロタン」「ラタン」の名でも呼ばれています。

アフリカやジャマイカ、オーストラリア、アジアの熱帯地域に分布しており、日本には自生しておらず、栽培もされていません。

材料としての「籐」は一般的な木材よりも丈夫であり、曲げに強い性質を持つのが特徴であり、家具をはじめ、杖や鞭、熱気球のゴンドラなどに利用されているのです。

「籐」の熟語での使い方や使われ方

・『籐椅子』【とういす】
「籐の表皮と茎で作られたイス」を意味する言葉です。

・『籐笠』【とうがさ】
「江戸時代中期頃から使われていた、内側に渋紙が貼られ、籐で編んだ笠」を意味する言葉です。

・『籐細工』【とうざいく】
「籐の茎で細工をすることやその細工物」を意味する言葉です。

・『籐筵』【とうむしろ】
「籐で編まれたむしろ」「とむしろ」を意味する言葉です。

・『所籐』【ところどう】
「籐を所々に巻いた弓」を意味する言葉です。

・『笛籐』【ふえどう】
「黒塗りの弓に赤色に塗った籐を巻いたもの」を意味する言葉です。

・『塗り籠め籐』【ぬりごめどう】
「籐巻きの弓で、籐の部分を含める全体を漆で塗り籠めることやその弓」を意味する言葉です。

まとめ

「籐」は音読みで「トウ」と読む漢字でした。

そして、「籐(とう)」はヤシ科トウ亜科のつる性の植物である「とう」という意味が含まれています。

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