糸へんに少と書く漢字には「紗」があります。
この記事では、「紗」の読み方を分かりやすく説明していきます。
糸へんに少で「紗」の読み方
「紗」は音読みで「さ」や「しゃ」と読み、訓読みは「うすぎぬ」と読みます。
「うすぎぬ」は「薄衣」や「薄絹」と書くことが可能です。
「紗」の意味や解説
「紗」は細い絹の糸で織った絹織物を示す言葉であり、こちらは「うすぎぬ」と呼ばれています。
「うすぎぬ」は「紗」や「薄衣」、「薄絹」と書くことが可能です。
「紗」は折り目が荒く薄い絹織物を示す言葉であり、この生地は色々な商品に使用されています。
「紗」を使った言葉には色々な種類がありますが、「羅紗(らしゃ)」は厚地の紡毛織物で毛羽立っているのが特徴です。
「羅紗」は衣服などの生地以外にもビリヤード台や麻雀のマット、厚く毛羽立った画用紙を表す時にも使います。
「羅紗」はカタカナである「ラシャ」の名称がよく使われます。
「紗」の熟語での使い方や使われ方
・『更紗』【さらさ】
「インドが発祥の木綿布」を表す言葉であり、多様な彩を持った染物として人気があります。
「更紗」は工芸品や衣服に使われており、紋様は染めることで形成されているのが特徴です。
・『羅紗紙』【らしゃがみ】
「羅紗のように毛羽立った画用紙」を表す言葉です。
「羅紗紙」は元々羅紗や毛糸を混ぜて作られていましたが、現代では科学パルプを使ったものが主流となっています。
・『袱紗』【ふくさ】
「ご祝儀や香典を包むための布」を表す言葉です。
「袱紗」は絹やちりめんなど柔らかい生地で作られているものが多く、優しい雰囲気や風合いを出すことが可能です。
まとめ
「紗」は細い絹で織った薄い絹織物を示す言葉です。
「羅紗」は厚手の毛織物であり、衣服やビリヤード台のマット、画用紙の形状などに使われています。