足へんに柔で「蹂」の読み方とは?簡単に解釈

足へんに柔で「蹂」の読み方とは? 読み方

足へんに柔と書く「蹂」はどう読むのが正しく何を意味しているのでしょうか。

今回は、「蹂」の読み方と意味について解説します。

足へんに柔で「蹂」の読み方

「蹂」の読み方は音読みでは「ジュウ」、訓読みでは「ふ?む」「ふみにじ?る」です。

「蹂」の意味や解説

「蹂」とは、「足で上から力強く押さえつけること」を意味する言葉です。

対象となるものの上に足を乗せ押さえつけることを「ふむ」といいます。

「蹂」はふむことの中でも特に力強くふむさまを表します。

ただ軽く足を乗せるだけではなくグリグリと力をかけて押さえつけるふみ方に対して用いる表現で、ふまれた側は変形したり跡が残ったりなどそのままではいられないくらい強いふみ方を指す言葉です。

たまたま落ちていたものに足を乗せてしまったような悪意のないふみ方ではなくふまれた側がどうなろうとも気にしない乱暴なふみ方を表します。

ふんでしまったことに気付いて足を引っ込めるようなふみ方ではなく、ふんだことに気づくとさらに力を込めグリグリとふむような暴力的なふみ方に対して使う表現です。

「蹂」の熟語での使い方や使われ方

・『蹂躙』【じゅうりん】
「力の強いものが弱いものを一方的にふみにじること」を意味します。

力の強いものが弱いもの対しに力を持って押さえつけ好き勝手にすることを「ふみにじる」といいます。

「蹂躙」は広範囲にわたってふみにじる様子を表す言葉で人々の地位や名誉を侵害するさまや侵略者が好き勝手に暴れ回り住民を弾圧する様子に対して用いる表現です。

・『雑蹂』【ざつじゅう】
「多くのものが雑多に入り混じること」を表します。

異なる者同士が区別されることなくごちゃごちゃに混ざっている様子を指す言葉です。

まとめ

「蹂」はたんに足で圧力をかけるだけではなく暴力的なニュアンスが含まれています。

言葉に含まれる意味合いを正しく理解して使いましょう。

読み方
シェアする
言葉の読み方辞典
タイトルとURLをコピーしました