足へんに責と書く漢字には「蹟」があります。
この記事では、「蹟」の読み方を分かりやすく説明していきます。
足へんに責で「蹟」の読み方
「蹟」は音読みで「せき」や「しゃく」と読み、訓読みは「あと」と読みます。
「蹟」は「跡」と書くことが可能です。
「蹟」の意味や解説
「蹟」は物事や行動、出来事が発生したあとを示す言葉です。
「蹟」は「跡」の書き換え漢字であり、通常はこちらの方を使います。
「遺蹟」は「遺跡」と書くことが可能であり、こちらは過去に存在した建築物から、戦争などが発生した土地や場所を表す言葉です。
「遺蹟」は未開地にあることや地面に埋まっていることも多く、これらを発掘したり研究する学問は考古学として知られています。
「奇蹟」は「奇跡」と書くことが可能であり、こちらは普通では考えられない出来事が発生することを表す言葉です。
「奇蹟」は時に神秘的なものや神様が起こしたものと捉える人も存在します。
「蹟」の熟語での使い方や使われ方
・『史蹟』【しせき】
「歴史的に重要な施設や場所」を示す言葉であり、こちらはその重要度から国によって指定されるものも存在します。
「史蹟」は「史跡」と書くことが可能であり、これらは学術的な価値が高いことから様々な研究がなされています。
・『聖蹟桜ヶ丘』【せいせきさくらがおか】
「東京都多摩市北部に位置する地域」を表す言葉です。
「聖蹟桜ヶ丘」はこの周辺エリアを示す言葉であり、実際に町が存在するわけではありません。
・『筆蹟』【ひっせき】
「書かれた文字やその形式」を表す言葉です。
「筆蹟」は「筆跡」と書くことが可能であり、こちらは警察の操作に使われる「筆跡鑑定」が有名です。
まとめ
「蹟」は物事や出来事が発生したあとを示す言葉であり、こちらは通常だと「跡」を使います。