金へんに古で「鈷」の読み方とは?使い方など簡単に解釈

金へんに古で「鈷」の読み方とは? 読み方

この記事では、「鈷」の読み方を分かりやすく説明していきます。

金へんに古で「鈷」の読み方

「鈷」という漢字は音読みで「コ」「ク」「ゴ」と読み、訓読みでの用法はありません。

「鈷」の意味や解説

「鈷」にはインドの護身用の仏具の名という意味が含まれています。

「鈷」は金属とすっぽり覆う様の象形である「金へん」「古」を組み合わせ、形声文字として成り立った漢字です。

「鈷(こ)」とは金属製の密教法具のことであり、武器である鋒(ほこ)を象徴化したものだと言われています。

もともとはインドで武器として用いられていたものが、後に仏教へと取り入れられました。

煩悩を砕き、仏性の顕現のために用いられるそうです。

「金剛杵(こんごうしょ)」「ヴァジュラ」とも呼ばれ、鋒の数によって呼び名が変わります。

・『独鈷杵(とっこしょ/どっこしょ)』
刃が柄の両方に1つずつ付いているもの。

・『三鈷杵(さんこしょ)』
フォークのように三本の刃が付いているもの。

・『五鈷杵(ごこしょ)』
柄の両方にそれぞれ5本の刃が付いているもの。

・『七鈷杵(ななこしょ)』
柄の両方にそれぞれ7本の刃が付いているもの。

・『九鈷杵(きゅうこしょ)』
柄の両方にそれぞれ9本の刃が付いているもの。

「鈷」の地名での使われ方

・『独鈷沢』【とっこざわ】
栃木県日光市に所在する地名です。

・『比内町独鈷』【ひないまちとっこ】
秋田県大舘市に所在する地名です。

「鈷」の名前での使われ方

・『三鈷』【さんこ】
福島県や埼玉県、兵庫県に多く見られる日本の名字です。

・『独鈷』【どっこ】
福島県や埼玉県、兵庫県に多く見られる日本の名字です。

まとめ

「鈷」という漢字は音読みで「コ」「ク」「ゴ」と読む漢字です。

そして、「鈷」にはインドの護身用の仏具の名という意味が含まれています。

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