この記事では、「錯」の読み方を分かりやすく説明していきます。
金へんに昔で「錯」の読み方
「錯」という漢字は訓読みでは「錯(あやま)る」や「錯(お)く」、「錯(ま)じる」と読み、音読みでは「サク」や「シャク」、「ソ」、「セキ」と読みます。
「錯」の意味や解説
「錯」には「まじる」や「まざる」、「入り乱れる」、「誤る」、「間違える」、「おく」、「据え置く」という意味が含まれています。
「錯」は金属とすっぽり覆う様、土地の神を祭るため、柱状に固められた土の象形である「金へん」にたくさん積み重ねた肉片と太陽の象形である「昔」を組み合わせ、「金属を塗り重ね、メッキにする」という意味を表す会意兼形声文字として成り立った漢字です。
「錯」の熟語での使い方や使われ方
・『錯綜』【さくそう】
「物事が複雑に入り組んでいること」や「入り混じって混乱すること」を意味する言葉です。
・『交錯』【こうさく】
「複数のものが入り混じること」を意味する言葉です。
・『錯誤』【さくご】
「間違うこと」や「間違い」、「誤り」、「その人の認識と客観的事実とが一致しないこと」などを意味する言葉です。
・『錯覚』【さっかく】
「思い違い」や「勘違い」、「心理学において、刺激や対象の客観的事実を取り違えて知覚すること」を意味する言葉です。
・『失錯』【しっさく】
「するべきことを怠ること」や「しそこなうこと」、「やり損い」を意味する言葉です。
・『倒錯』【とうさく】
「逆さになること」や「逆さにすること」、「感情や本能などが本来とは正反対の形で現れること」を意味する言葉です。
まとめ
「錯」は訓読みでは「錯(あやま)る」や「錯(お)く」、「錯(ま)じる」と読み、音読みでは「サク」や「シャク」、「ソ」、「セキ」と読む漢字でした。
そして、「錯」には「まじる」や「まざる」、「入り乱れる」、「誤る」などの意味が含まれています。